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バイラルフックショート動画SNSマーケティング

ショート動画のフックの作り方:1,934例を企画に生かす実践ガイド

フックは、動画の冒頭で『これは自分に関係がある』『続きを見たい』と感じてもらうための言葉や映像です。商品の特徴を並べる前に、視聴者の疑問、見せられる実物、本編で渡せる答えを整理します。1,934例のライブラリを参考に自社の企画へ書き換え、視聴の反応と、その後の問い合わせ・購入を見ながら改善します。

Matt Hannan
Matt Hannan

· 更新

商品の説明より先に、見続ける理由をつくる

「当店のサービスをご紹介します」で始まる動画と、「雨の日でも、子どもと一緒に楽しめる場所を探していませんか?」で始まる動画。伝える側の話から入るか、見る人の状況から入るかで、同じ場所の見せ方は変わります。

フックとは、冒頭の言葉や映像で、続きを見る理由を伝えることです。強い一言を思いつくだけの作業ではありません。誰に見てほしいか、何を見せるか、本編でどんな答えを渡すかを一緒に決めます。

Hanami Socialのバイラルフックライブラリには、20カテゴリ、1,934件の例を掲載しています。自社の商品や顧客に合う切り口を探すための資料として使ってください。このガイドでは、例をそのまま読むのではなく、実際の企画と撮影に落とし込む手順を紹介します。

最初に決めたい3つのこと

  1. 誰の、どんな場面か。 「旅行者」だけでは広すぎます。「初めて東京に来て、雨の日の予定を探している家族」まで具体化すると、答えるべき疑問が見えてきます。
  2. 何を見せられるか。 実物、使う様子、比較、現場の工夫、担当者の経験など、その動画で示せる材料を選びます。
  3. 見終わった時に何が分かるか。 自分に合う商品、選ぶ時の注意点、体験できることなど、本編で渡せる答えを一つに絞ります。

最後まで見た人に、商品を調べる、無料ガイドを受け取る、予約するなど、次にしてほしい行動も決めておきます。冒頭で集める関心と、その後の案内が離れていると、再生数が伸びても事業につながりにくくなります。

企画に合わせて選ぶ5つの切り口

使いたい言い回しから考えるより、手元にある材料と視聴者の疑問から選びます。以下は、企画を考えるための書き換え例です。

切り口 冒頭の例と、本編で見せること
視聴者の場面から入る 「東京で雨の日、子どもとどこへ行く?」。施設内で何ができるか、移動や予約はどうするかを見せる。
比較して違いを見せる 「駅からの近さと、部屋の広さ。どちらを優先する?」。同じ予算など、条件をそろえた実例で違いを説明する。
実物や実演から入る 「この収納、開けるとどうなる?」。最初に開ける動きを見せ、使う場面や選び方へつなぐ。
経験から判断材料を渡す 「物件を見る時、私がまず確認する場所」。実際の担当者が、その箇所と確認する理由を紹介する。
具体的な疑問に答える 「初めてでも、この体験に参加できる?」。当日の流れ、必要な準備、向いている人を見せる。

数字や実績が企画の中心なら、対象、期間、条件を確認して使います。自社にない調査件数や成果を、テンプレートの空欄に入れてはいけません。伝えられる実物や経験があれば、架空の数字を足す必要はありません。

同じ商品でも、主語を変えると企画が変わる

以下も、実績の引用ではなく書き換え例です。商品や施設の情報を、見る人が知りたいことへ置き換えています。

伝えたいこと 視聴者の疑問から始めるなら
ホテルに家族向けの部屋がある 「子どもが寝た後も、部屋でゆっくり過ごせる?」。寝る場所と過ごす場所の関係を映像で見せる。
住宅の購入を支援している 「この物件、買った後に何の費用がかかる?」。購入価格以外に確認したい項目を、担当者が説明する。
初心者向けの体験を提供している 「道具を持っていなくても参加できる?」。貸し出されるもの、持参するもの、当日の様子を見せる。
商品の使い方に工夫がある 「ここを変えると、使い心地はどう違う?」。使う手順と違いを、実演で確かめられる形にする。

視聴者の疑問に答えながら、その商品ならではの良さを見せる。企業アカウントでは、このつながりをつくることが企画の仕事です。

言葉、最初の映像、編集を一緒に考える

台本の一行だけを変えても、映像に何が映っているか分からなければ、伝えたいことは届きません。撮影前に、次の3つをセットで用意します。

  • 冒頭の一言。 誰のどんな疑問に答える動画か、短く伝える。
  • 最初に見せる映像。 話題の場所、商品、動き、比較対象を、見て分かる形で出す。
  • 答えまでの順番。 必要な情報を並べ、実演や補足映像で理解を助ける。

編集では、前置きや重複を整理し、補足映像、音声、字幕の量と表示時間を調整します。強い表現を足すだけでなく、見続けやすく、内容が分かる動画へ磨きます。冒頭で約束した答えに本編が応えているか、公開前の確認と修正で確かめます。

公開後は、次の企画を決めるために比べる

同じテーマでも、質問から入る案、実演から入る案、比較から入る案を用意できます。一度に多くの要素を変えず、何を確かめたいかを先に決めると振り返りやすくなります。

  1. 仮説を書く。 例:「施設名の紹介より、雨の日の過ごし方から入る方が、家族旅行を計画している人に伝わりやすいのではないか」。
  2. 見せ方を変える。 冒頭の言葉や映像を変え、本編の主題や案内先はできるだけそろえる。
  3. 視聴の反応を見る。 利用できるインサイトで、視聴時間、離脱の様子、保存やシェアなどを確認する。
  4. その後の行動も見る。 商品ページへの移動、ガイドの受け取り、問い合わせ、予約・購入につながったかを確認する。
  5. 次の案へ戻す。 反応の理由を仮説にして、次の企画、映像、編集、案内を変える。

公開時期や届いた相手も変わるため、1本の結果だけで「この型なら必ず伸びる」とは決められません。再生数が多い案と、購入を検討する人から反応がある案が、同じとは限らないことにも注意します。

配信の考え方とインサイトの読み方は、Reelsの改善ガイドで整理しています。

見てもらった後の受け皿も用意する

動画で疑問が解けると、「もっと詳しく知りたい」と思う人が出てきます。その時に、プロフィールから探し直してもらうだけでなく、内容に合う次の一歩を用意します。

たとえば、旅行の準備リストや物件の選び方など、役に立つ無料ガイドを案内する。コメントした人にDMで受け取り方を伝え、必要な連絡先を伺って届ける。ガイド内の関連商品や相談の案内、その後のメールやLINE配信から、予約・購入へつなぐ設計ができます。

コメントから問い合わせ・購入につなぐDMの設計も、動画の企画と一緒に考えると、集めた関心を次の行動へつなぎやすくなります。

まずは、自社で答えられる疑問を一つ選ぶ

ライブラリから気になる言い回しを探す前に、顧客からよく聞かれること、購入前に迷われること、実物を見せると伝わることを一つ書き出してみてください。それを冒頭の一言、最初の映像、本編の答えに落とし込みます。

1,934例のフックライブラリを見る。カテゴリごとに例を比べ、自社の企画に合うものを選べます。

Hanami Socialは、リサーチと企画、台本、撮影計画、編集、公開後の改善に加え、関心を問い合わせや売上につなぐ自動化まで設計します。事業に合わせたSNS運用の支援内容を見る。